今回から、数回に分けて紹介するのは早水神社。
その名の通り、都城の早水町にあります。
近くには早水体育文化センターや万葉植物園、早水公園などがあり、市民の憩いの場、といった感じです。
早水体育文化センターには、弓道場もあり、弓道の大会なども開かれています。
早水公園には、池がいくつかあり、たくさんの鯉が悠々と泳いでいます。因みに、神柱神社に隣接する公園の池や川にも鯉がたくさん泳いでいますね。
さてこの公園の一角にあるのが早水神社。池と神社は深い関係があり水神信仰と結びついているようです。
この神社の祭神は応神天皇・諸方君牛諸井(もろかたのきみうしもろい)・髪長姫の三柱。
すべて実在した人物です。
人間関係で言うと、諸方君牛諸井の娘が髪長姫。髪長姫は仁徳天皇の后で、その仁徳天皇の父親が応神天皇です。
髪長姫は、はじめ応神天皇に召されるのですが、そのあまりの美しさに大雀命(おおさぎのみこと)、すなわち仁徳天皇に一目惚れされて仁徳天皇の后になったんだそうです。
天皇の親子二代にわたって后に請われるわけですから、「絶世の美女」だったのでしょうね。
髪長姫の父親、諸方君牛諸井は、その名からわかるように諸方地方を治めており、髪長姫はこの地で生まれました。(諸説有り)
その髪長姫が早水神社にある池(当時は井戸だったのでしょうが)の湧水を産湯として使われたと言うことで、この池の水を飲んだり、顔を洗ったりすると美人になると言い伝えられています。
※ただし、現在の池の水は飲めません。
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