先週、すでに三股町の稲荷神社には参詣済みだったのですが、今朝もまた行ってきました。
というのも、神社の略記の中に11月23日が「勤労感謝祭」と書かれていたためです。何かイベントごとでもあるのかと行ってみました。
神社に着くと、なんと、ちょうど神社の社殿開いて、神主さんと氏子さんたちが中へ入って行かれるところでした。
一言ご挨拶して見せていただくところなのですが、すぐに祝詞が始まってしまいそのまま外から見学させてもらいました。神主さんのお話や祝詞を聞いていると、どうやら新嘗祭(にいなめさい)を行っているようです。
なるほど、11月23日は元々新嘗祭の日。それを「勤労感謝祭」としていたのですね。

氏子さんたちの背中に稲穂の紋が見えます
さて、祝詞の奏上が終わり氏子さんたちが、二礼二拍手一礼で勤労感謝祭終了のようです。神主さん、氏子さんが出てこられたところで、見学させてもらったことを伝えたところ、快く許可していただき、社殿に入って写真に撮ることも許してもらいました。
氏子さんたちの着ている服の背中にも見えますが、稲穂をデザインした紋が社殿の中にもありました。
本殿には神宮大麻(天照大神と書かれた神札ですね)が、その奥に新米と果物などの収穫物が並べられています。その向こう側に鏡がおかれ、一番奥、御簾の向こうに祭神がまつられているようです。
ちなみにこの神社の御札は、残念ながら初詣の時にしか手に入らないそうです。
さて、不思議なことに、この神社のすぐ横には早馬神社があります。ほんの数十メートル横です。それぞれに、鳥居があり、手水場も別々です。
氏子さんたちの着ている法被にも前の方には「稲荷神社」「早馬神社」と二つの神社名が書かれていました。早馬神社の方は、毎年ジャンカン馬踊りがあるところなのですが。
ちなみに、早馬神社では新嘗祭は行われていません。
ということは、この二つの神社は「早馬神社」に田の神を迎え入れる「さおり」の役割を、稲荷神社に田の神を送る「さのぼり」の役割を持たせているということでしょうか。
今日は、この後、「島津発祥まつり」にも足を伸ばしたのですが、パレードに「ジャンカン馬」が出ておりました。
(「島津発祥まつり」については次の回で。)
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