御由来のわからない神社が続きましたが、今日から数回に分けて、「神柱宮」にいきたいと思います。
「神柱宮」、都北地区で知らない人はいないだろうという、超メジャー神社です。神柱神社と言った方が地元に人たちにはなじみがあるかもしれませんね。
都城駅から歩いて行ける距離で、大きな公園もあり子供たちの遠足でよく使われるところです。また、都城文化ホールと隣接していて、文化ホールでのイベントの待ち時間にちょっとぶらり、というのにもよい場所です。
公演では、植木市やフリーマーケット(毎月第1日曜日)も開かれています。
さてこの神社、主祭神は押しも押されぬ日本の総氏神「天照皇大神」とその食事を司る「豊受姫大神」。
神社に関する詳しいことは、とてもよくできたホームページがあるのでそちらを参照してください。萌え系のイメージキャラクター神様がお出迎えしてくれるゾ(こちら→「島津荘総鎮守 神柱宮」)
ローカルブログを標榜する(?)当ページでは、一般とはちょっと違った視点で、神柱宮を見ていきたいと思います。
まずは、大鳥居。
神柱宮と言えば、大鳥居。とにかくでかいです。コンクリート造りの鳥居としてはかつて、日本最大を誇りました。どのくらい大きいかというと、柱廻り 8.9 m、高さ 25 m、幅 32.4 m、額 長さ 4 m、幅 2.6 m(宮崎観光写真のページがソースです) です。
鳥居の形としては、明神系の台輪鳥居。台輪鳥居は笠木と島木(一番上の横向きの柱とその下にひっついている柱)の両端が反り上がる「反増」(そりまし)があり、貫(笠木と島木の下にある横向きの柱)が左右両方の柱から突き出し、額束と台輪(柱の載る台)がある、等の特徴があります。
が、ここで注目したいのは台輪鳥居が稲荷鳥居とも呼ばれること。神柱宮は島津荘総鎮守、島津と言えば稲荷神社なわけで、この大鳥居もその意匠を継承したのではないかと思います。
ところが、二の鳥居、つまり社殿前の鳥居の方は八幡鳥居と台輪鳥居の中間。八幡鳥居に反増があるような形になっています。御由来によると神柱宮は伊勢神宮から御分霊を奉戴したのが始まりということですので、そちらの作りであれば神明系の伊勢鳥居になりそうなものですが・・・。もう一つ不思議なのはこちらの額束には「神柱宮」ではなく「神柱神社」と書かれていることです。
因みに大鳥居の方は、宮崎国体(昭和54年)を記念して作られていますので、鳥居としてはかなり新しいものです。
さて次回は境内に入っていきたいと思います。
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