黒尾神社 -くろおじんじゃ-

黒尾神社の鳥居ですが、史跡としては「神柱宮跡」なんですね・・・。

黒尾神社の鳥居ですが、史跡としては「神柱宮跡」なんですね・・・。

今年最後に紹介する神社は黒尾神社。

前回が神柱宮でしたので、元々神柱宮があった場所に行ってみました。

この黒尾神社、神柱宮が現在の場所に遷宮したために、この地が空き、そこに、別の場所にあった愛宕神社を移して現在の黒尾神社になったという経緯があります。

ちょっと話がそれますが、実は黒尾神社には、少し前に行こうとしたことがあります。たまたま黒尾神社のある梅北の近くまで行く用事があり、ついでに行ってみようと思ったのです。その日、スマホを取り忘れ、GoogleMapを見ることができなかったのですが、カーナビに、黒尾神社と入れるとポイントを示してくれましたので、案内通りに行ってみました。

ところが・・・カーナビが連れて行った先は、旧医師会病院のそば、普通の民家のある場所でした。あたりをぐるぐる回ってみましたがそれらしいところは全く無く・・・・。仕方なく、その日は撤退しました。

で、今日は事前にGoogleMapで位置を確認し、頭にたたき込んで出発。何の障害もなく、あっさり着きました。もう、カーナビがつれてったところとは全然場所が違います。中郷中学校のそばじゃありませんか。

到着して、カーナビを見ると、しっかり黒尾神社と表示されています。なんじゃこりゃぁ!

神柱宮との関係が説明されています。

神柱宮との関係が説明されています。

鳥居を正面から

鳥居を正面から

拝殿です。民家のような雰囲気ですが・・・。

拝殿です。民家のような雰囲気ですが・・・。

実は以前にも似たようなことがありまして、東霧島神社に行こうとしてなかなかたどり着けず、しばらくしてから言ったらあっさりつけたという・・・。この時も、カーナビがものすごく遠回りをして(決して間違ってはいなかったのですが、)とんでもない方向に連れて行かれたことがあります。後日、サイドカーナビで行ったら、あっさり到着・・・。前の経路とは全く違う経路でした。

拝殿に比べると、本殿は本格的な作り。

拝殿に比べると、本殿は本格的な作り。かなりぼろぼろになっていたのを作り直したようです。

黒尾神社の御由来書きです

黒尾神社の御由来書きです

本殿改築のいきさつが書かれています。

本殿改築のいきさつが書かれています。

閑話休題。

黒尾神社の祭神は、伊邪那美神(いざなみのかみ)、火産霊神(ほむすびのかみ)、金山彦神(かなやまひこのかみ)、金山姫神(かなやまひめのかみ)。

注目すべきはやはり伊邪那美神でしょうか。伊邪那美命といえば、伊邪那岐命の妻であり、火の神「迦具土神」を生んだことで火傷を負い亡くなってしまいます。黄泉の国へと行ってしまった伊邪那美命を連れ戻そうと伊邪那岐命は黄泉の国へ行き・・・。という神話が残っていますよね。ところで、以前何度か書いた「旭丘神社」を中心とする、ラインの話。

拝殿の中です。

拝殿の中です。奥に本殿が見えます。

本殿裏にある祠など。

本殿裏にある祠など。

「塞神三柱大神」の文字が見えます。神柱と関係があるのでしょうか。

「塞神三柱大神」の文字が見えます。神柱と関係があるのでしょうか。

旭丘神社を中心に、真北に線を引くとその先に東霧島神社があります。逆に、南に線を引くと、若干東にずれるのですが黒尾神社があります。で、東霧島神社には「神石」というものがありまして、(刀で切ったように、すっぱりと割れた石があります)これが、「迦具土神」ととても関係の深い石なんですね。さらに、主祭神は伊邪那岐命。

迦具土神は自分の意思ではありませんが、伊邪那美命を死に追いやった神。伊邪那岐命は、結果的には伊邪那美命を黄泉の世界に封じた神ともいえます。封じたものと封じられたものを祀る神社が南北に位置し、その線上に旭丘神社が・・・。

いかんいかん、これ以上書くと小説になってしまう。それはまた別の機会に。

ところで、黒尾神社に大きな駐車場はありません。裏の方に、神社に上がる道があり、車一台やっと通れる程度の道を上ると、1,2台何とか止められるような場所があるにはあるのですが。大きな車で行くと止める場所に苦労するかも。

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