八坂神社

道路から写した一の鳥居。奥に、二の鳥居が見えるのがわかるでしょうか。

道路から写した一の鳥居。奥に、二の鳥居が見えるのがわかるでしょうか。

都城は宮丸町にある八坂神社。

都城西駅から出る高架線の側にあります。都城の市街地(最近は寂しくなりましたが)が近く商業の神様の側面もあったのでしょう。

さてこの神社、路地に面して、鳥居があるのですが・・・なんか奇妙な感じ。

道路に面した最初の鳥居、一の鳥居の奥に2番目の鳥居が見えるのですが・・・向きが・・・。

この向きで行くと、一の鳥居をくぐって、二の鳥居に行くときに90度右に曲がることになります。そんな作りの神社ってあるんですかね?一の鳥居をくぐって途中の参道が曲がることはあっても、基本一の鳥居と二の鳥居は同じ向きになっているような気がするんですが・・・。

境内にある3つの碑文を読んでみると、どうやら日豊線の高架工事に伴い、神社の敷地が買収され、社殿や鳥居の配置が悪くなってしまったため、社殿、鳥居、灯籠、手水舎を現在地に移転したようです。

玉垣造営記念碑です。玉垣というのは神社の周りにめぐらした垣のことです。

玉垣造営記念碑です。玉垣というのは神社の周りにめぐらした垣のことです。

移転造営記念碑です。

移転造営記念碑です。

拝殿新築記念碑です。

拝殿新築記念碑です。

この神社、商売繁盛の神様が祀ってあり、とても賑わっていた神社だったそうです。ところが御神体紛失(!)があり、後に京都の八坂神社から御分霊をしてもらい現在に至るそうです。

二の鳥居から社殿を見たところです。

二の鳥居から社殿を見たところです。

社殿です。

社殿です。

境内社と手水場です。

境内社と手水場です。

そんなわけで、この神社の御祭神は「須佐之男命」と「大国主命」。京都八坂神社の御祭神が「須佐之男命」ですので、分霊していただいたのは「須佐之男命」でしょう。ただ、京都八坂神社にも大国主命は祀られているそうです。おそらく「須佐之男命」の子(古事記)か子孫(日本書紀)ということからだと思うのですが、京都八坂神社のホームページにある祭神の中に「大国主命」もしくは数多い別名を見つけることはできませんでした。

境内社。かなり立派な作りです。

境内社。かなり立派な作りです。

こちら境内社。ちょっと小ぶりです。

こちら境内社。ちょっと小ぶりです。

境内社から社殿を見たところです。こういう並びも珍しい気がします。

境内社から社殿を見たところです。こういう並びも珍しい気がします。

碑文に「当社はおぎおんさまと申し須佐之男命大国主命を祭神として元和元年「一六一五」九鶴丸城内に勧請し・・・」とあるので、もともと京都の八坂神社から分霊していただいて八坂神社という名を冠していたのでしょう。

境内社の前には狛犬が・・・。普通は社殿前のような気が・・・。

境内社の前には狛犬が・・・。境内社に向かって左手。普通は社殿前のような気が・・・。

右手にある狛犬です。

右手にある狛犬です。

本殿と幣殿です。

本殿と幣殿です。

京都の八坂神社は別名「祇園さん」。「おぎおんさま」は「お祇園様」でしょうね。

京都の祇園祭同様、都城の八坂神社でも「ぎおんまつり」が開かれています。こちらは8月のようですね。(山鉾がねり歩くような祭りではありませんが・・・)

八坂神社の全景です。配置がわかりますか?

八坂神社の全景です。配置がわかりますか?

一の鳥居側にあるさくらです。「万国博記念植樹」の文字が・・・。

一の鳥居側にあるさくらです。「万国博記念植樹」の文字が・・・。

道路側から写した本殿・幣殿・拝殿です。

道路側から写した本殿・幣殿・拝殿です。

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